公開シンポジウム 電気はどうやって運ばれるの?-大停電を防ぐには-

公開シンポジウムを平成19年3月23日(金)に日本科学未来館「みらいCANホール」(東京都江東区)において開催しました。

日 時 平成19年3月23日(金) 13:00~15:00
場 所 日本科学未来館 7階 みらいCANホール(東京都江東区青海2-41)
主 催 社団法人 電気学会
参加数 190名(事前申込者210名(出席170名,欠席40名),当日登録者20名)(参加者内訳 社会人 160名/学生 12名/児童16名  一般 116名/会員 74名)
パネリスト マルタ・マルミローリ 氏(三菱電機),竹原 有紗 氏(電力中央研究所),森 正 氏(東芝)
総合解説者 横山 明彦 氏(東京大学)
プログラム
(概要)
《パネルディスカッション》司会者から質問を投げ,パネリストが回答する形式で行いました。内容は以下の通りです。

Q1 去年夏の東京で大きな停電があったが,あれはどんな停電だったのか?
A1 昨年8月の停電の様子をニュース映像を流しながら,事故の原因・影響の範囲等概要を説明した。
Q2 海外でも停電は起きているのか?
A2 アメリカやイタリアの大停電の様子を紹介しながら,その他諸外国の状況を紹介した。
Q3 停電が起きるといろいろな不便なことが起きるが、どのような影響があるのか?
A3 一般家庭・交通・社会施設等様々な影響があると説明した。
Q4 ではなぜ停電が起きるのか?
A4 雷,地震など自然災害の他に,今回の原因である送電線にクレーン船が接触してしまう例に説明した。その他需給バランスの崩れによっても停電が起きると説明する。
Q5 電気が家庭に届くまでにはどのような経路をたどってくるのか?
A5 日本全国の主な送電線や設備等を紹介し,説明した。
Q6 電力ネットワークにはどのような技術が必要ですか?
A6 「発電技術」,「電磁気」,「電気回路」また,「制御・保護技術」,「電力IT技術」が必要であると説明した。
Q7 停電が起きた場合復旧は?
A7 ルート切り替えの方法や配電線の復旧の仕組みを説明した。
Q8 停電が起きないようにどのような工夫がされているのか?
A8 送電線の絵を紹介しながら送電線の多重化やしゃへい線などを説明した。また,停電の復旧訓練の様子を紹介した。
Q9 実際の停電時間はどの程度なのか?
A9 一世帯当たりの平均停電時間の推移や海外での停電時間を紹介し,説明した。
Q10 万が一の停電に備えてはどのような対策があるか?
A10 小型の自家用発電機や無停電電源装置(UPS)・NAS 電池等を紹介し,説明した。
Q11 発電・送電・変電所の技術はずっと前に完成されたものをつかっているのか?
A11 変電所が小さくなった例を紹介し,説明した。
Q12 環境面について何か技術進歩や新しい研究はあるのか?
A12 CO2ガスの削減やバイオマス発電や廃棄物発電,燃料電池・電気自動車等を紹介し,説明した。また,電力線を使ったインターネット利用を紹介した。
Q13 電力流通に関して新しい動きはあるのか?
A13 欧州での電力取引を紹介し,説明した。
Q14 その他に何か画期的な技術はあるのか?
A14 宇宙太陽光送電を紹介した。

(パネルディスカッションの様子)
《質問コーナー》
参加者に事前に受付で配ったメモ帳に質問を記載していただき,各パネリスト,総合解説者の横山明彦先生回答していただきました。時間の関係で回答できなかった質問については,質問回答集にまとめました。
≪科学・電気の実験デモンストレーション≫
プロの実験イベント会社による科学・実験ショーを行った。ショーの終わりには,「百人おどし」と呼ばれる静電気を使った実験を参加者全員が体験し大いに盛り上がりました。
《お楽しみ抽選会》
参加者を対象に抽選会を行った。商品は「停電」にちなんだ防災グッズ(携帯電話充電機能付ダイナモラジオライト)。また,参加賞として事前申込者200名様に日本科学未来館の入場券をプレゼントしました。
報道掲載誌 読売新聞 平成19年2月26日(夕刊)
朝日新聞 平成19年3月14日(夕刊)
科学新聞 平成19年3月2日
情報誌「学びみつけた!」(足立区生涯学習振興公社)平成19年3月15日発行
(有料広告)情報誌「VOICE」(PHP社)平成19年3月10日発売
(有料広告)日経サイエンス 平成19年2月24日発売
パンフレット PDFファイル