部門長からのご挨拶

平成28年度 電子・情報・システム部門長 芹澤 善積 ((一財)電力中央研究所)


 電子・情報・システム部門(C部門)の活動に,日頃よりご理解とご鞭撻を賜り,厚く御礼申し上げます。この場をお借りして,C部門の現在の活動と今後の方向性について考えを述べさせて頂きます。
 C部門は,市民生活や社会経済活動の根幹をなす電子,通信,情報,制御,システムなどの技術領域を扱っており,その適用範囲の広さに加え,学際的領域も多く,技術進展が速いことなどが特徴です。また,関連する他の部門や学会も多いことから,部門内外の連携を保ちつつ,基盤的技術をしっかりと押さえた上で,新たなテーマにも積極的に取り組んで行くことが重要と考えております。会員の皆様にとって魅力的な部門となるよう,以下のような取組みを考えております。

○研究調査活動の深化・拡大・融合

 多様な技術が関わっていることから,それぞれの深化とともに,それらの拡大や融合なども想定し,例えば,今後のサイバーフィジカルなスマート社会に貢献できるような,夢のある面白い技術に積極的に取り組んで行けるよう,自発的な活動を促していきたいと考えます。また,これまで取組みが希薄であった,第一次産業などへの関わりも検討していければと考えます。この他,他部門,他学会との境界・学際領域をカバーする研究調査活動を推進するために,積極的に協同研究委員会などの形態を活用し,中期的な活動分野の拡大,部門大会や研究会などの活性化につなげていきたいと考えております。さらに,C部門を取り巻く環境変化も踏まえ,現在11ある技術委員会の守備範囲についても再確認していきたいと考えます。

○国際化の推進

 社会のグローバル化が進む中で,部門の国際化はその魅力を高める上で必須と考えます。現在,部門主催・共催の国際会議やシンポジウム,部門大会での英語セッションや英語論文の書き方セミナーなどを実施しておりますが,これらの一層の拡充を進めたいと思います。これらの発表論文については,電気学会英文誌やC部門誌への投稿につなげて頂くように勧誘しておりますが,今後はさらに部門独自の英文論文誌創設などに向けた検討を進めていきたいと思います。

○情報発信・提供の強化

 部門の活動状況については,現在,部門ホームページや部門誌,メールマガジンなどで情報発信するとともに,アンケートなどにより広く意見聴取も行っております。今後とも,広報機能の強化や情報化を進めるとともに,調査研究成果のセミナーやシンポジウムでの情報発信など,部門会員に加えて会員外にも役立つ情報提供や各種の企画も検討して行きたいと思います。例えば,学生会員と企業等に所属する一般会員に対し,両者の新たな出会いと有機的な連携が図れ,双方にメリットが得られる場の設置などがあります。これにより,会員数や論文投稿数の増加などにつなげていければと考えます

 以上に述べましたような活動を通して,価値ある部門として皆様のお役に立つとともに,C部門をこれまで以上に身近に感じ,各種の活動に積極的に参加して頂けるようになれば幸いです。今後ともご支援並びにご協力をよろしくお願い申し上げます。