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技術者・研究者インタビュー Vol.1
走りながら考えて新規性をつかめ!
技術者・研究者の方に、「電気工学の魅力」と題してインタビューを行いました。初回は座談会形式で、電気学会/産業応用部門/編修広報委員会から聞き手も参画し、電気工学との出会いと現在、そして未来への思いを語っていただきました。異なる3社の重電企業の若手技術者に、学会との関わりや活動内容等含めて話して頂きました。
富士電機株式会社
田重田 稔久さん
たじゅうた としひさ
入社:9年目
業務内容/職種:パワエレ技術開発
2007年大学卒(理工学部 電気電子工学科)
三菱電機株式会社
椋木 康滋さん
むくのき やすしげ
入社:10年目
業務内容/職種:パワーモジュール技術開発
2006年大学院卒(新領域創成科学研究科)
東芝三菱電機産業システム株式会社
佐藤 将樹さん
さとう まさき
入社:4年目
業務内容/職種:パワーエレクトロニクス開発・設計
2012年大学院卒(工学研究科)
儲かる分野は「パワエレ」で決断
田重田稔久さん・椋木康滋さん・佐藤将樹さん

田重田稔久さん・椋木康滋さん・佐藤将樹さん

— まず皆さんの電気工学との出会いについてお聞かせください。

佐藤:何か専門的な知識を持つことが大切だろうと感じ、工業高校へ入学して電気科を専攻しました。その後、学校側が推奨していた第三種電気主任技術者の勉強をする中で、電気の知識を深めたいという思いを持ちました。
また、その時の先生の授業が非常に分かりやすかったため、その先生の出身大学へ入学しました。大学の講義ではパワエレに興味が湧いたため、パワエレ関係の研究室に所属したというのが電気工学との出会いの経緯ですかね。

椋木:高校ではなんとなく理系に進学。学部学科の専攻には特に理由はなく、なんとなく選択しました。リクルータの方に儲かる分野は「パワエレ」と聞き、その分野への就職を決めました。みんなが関東志望なので、それじゃ関西にしようと考えました。関西のパワエレといえばいくつか候補がありましたが、結局三菱電機に決めました。

田重田:小学生の時に野球を始め、将棋にも興味を持ちました。中学の時にはテレビゲーム。そして高校生の時は、また野球漬けの日々でした。一方、小さい頃から電気製品にとても興味があり、電気量販店に通ったり、電気自動車に関心がありました。
父から電気系は仕事の幅が広く、就職先が多いと教わったことがきっかけで、大学は電気系の学科を専攻しました。大学で再生可能エネルギーに興味を持ち、電力工学系の研究室を選びました。新しくできた研究室の1期生で、最初から自分で自由にできる環境に魅力を感じました。もっとも、入ってみて先輩がいないことの大変さを痛感しましたが…。

エネルギー関連は生活の基盤を支える技術

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— 各自の就活から入社への動機あるいは経緯などを教えてください。

田重田:電力工学に興味があったこと、今後は再生可能エネルギーが復旧すると考えていたことから、エネルギー・環境事業に注力している会社を選びました。エネルギー関連は生活の基盤を支える技術で、社会の役に立つことがイメージできたことに加え,工場見学の際に社員の方の説明・対応が丁寧だったことや、働きやすい職場との情報も入社のきっかけとなりました。

佐藤:大学院にてパワエレ関係の研究をしていたことから、パワエレ関係の仕事をしたいと思い、TMEICへの入社を志望しました。就職活動は短期集中し、無事にTMEICへ入社することができました。他励式変換器の主回路開発・設計に従事し、多くの方と協力して、大きなものを作り上げるという開発を通して、新しいものを作ることを目指しています。パワエレもシステムの一部であるため、いろんな協調をとり、確認しながら進めて行くのですが、自ら設計した装置が現地にて無事運転しているのを見たときは、感動しました。
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椋木:大学が関東で同期が関東志望のため、みんなと違うことをやろうと思って関西を志望。大学では物理(物性)を専攻しましたが、就職活動では電気工学にシフトし、製品開発を希望しました。業種は儲かる分野として推奨されたパワエレ分野を選択しました。その後、三菱電機の研究所が都会に近いことが判明し、決断。独身時代は都会派でしたが、今はトカイナカ派です。
修士1年の時に、ベンチャー企業でインターンシップを経験。ここで時間感覚が大学と違うことを痛感しました。「時間は品質」を学ばされたことが、入社後も活きています。
入社後、パワエレゼロで入社しましたので、他の人は継続性のある分野に配属されましたが、私の場合、専攻がパワエレではなかったので、物理→電磁波→ノイズということで放射ノイズをやりました。