部門長のご挨拶

産業応用部門の更なる発展に向けて

ProfShimizu
電気学会産業応用部門長
清水 敏久(首都大学東京)
Toshihisa Shimizu (Tokyo Metropolitan University)
President, Industry Applications Society, IEEJ

このたび,産業応用部門長を拝命しました清水でございます。2年間の任期を会員の皆様のご理解とご協力をいただきながら,職務に専心する所存です。
さて,グローバル化の進展,世界の人口構成の高齢化と社会の成熟化など,電気学会を取り巻く社会環境の大きな変化を踏まえて,平成26年7月に電気学会の行動目標と重点活動が以下のように改訂されました。

行動目標:
「会員に魅力ある場を提供する」
「豊かで安心安全な社会,持続的発展が可能な社会の実現に貢献する」
重点活動:
「電気学術の発展と国際化への貢献」
「科学技術を担う多様な人材の創出,育成,活躍の促進」
「標準化・規格化による戦略的活動と提言」
「社会への情報発信と認知(プレゼンス)の向上」

 産業応用部門では,歴代部門長が先頭に立ち,また会員各位のご理解とご協力を得ながら,上記の行動目標・重点活動を先取りした部門改革を継続的に進めて参りました。
私は,これまでの部門運営方針を継承するとともに,改革の成果を会員各位に還元することを目指して,次の施策に取り組んで参りたいと思い
ます。

(1) 会員サービスの向上
会員皆様あっての学会であることは論を待ちません。産業応用部門の会員各位は,様々な産業の変革と発展を先導する学術・技術の創造に向けて業務に励み,あるいは将来活躍すべく勉学に励んでおられることと思います。これに応えるために会員各位に提供するサービス内容の選定や提供手法の改善に努めて参ります。具体的には,
(a) 技術講習会,産業応用フォーラム,さらにはモータ道場・メカトロ道場・パワエレ道場などの開催を通して,高度研究者・技術者から学生・若手技術までの幅広いニーズに対応した教育・研修を提供します。
(b) 研究調査委員会と傘下の技術委員会活動の活性化のために,活動内容の不断の検証と新技術分野の取り込みを推進し,次世代をリードする学術・技術情報を発信します。
(c) 産業応用部門大会のプログラム構成,研究会の開催方法の見直しを行い,技術・学術情報交流の一層の活性化を推進します。
(d) 会員各位の研究・技術成果の発信,および国内外の価値ある技術情報収集の媒体として,和文論文誌と英文論文誌を充実させます。

(2) 国際化の推進
グローバル化の流れの中で,世界における我が産業応用部門のプレゼンスを高めるには,英文論文誌のSCI登録は必須であり,最重点課題として推進します。SCI登録には,産業応用部門の英文論文誌に掲載された論文が他のSCIに登録された論文誌に多数引用されなければなりません。会員各位のご協力をお願いいたします。また,部門主催の国際会議についても,海外学協会との連携,とりわけIEEEとの連携は不可避であり,戦略的な連携のための施策を立案し着実に実行します。

(3) 部門会計の収益体質の改善
電気学会の会員数減少等に起因する会計収支の悪化を打開するため,H28年度から新会計制度に移行しました。新制度の下では,部門の各年度の会計収支が明確化され,次年度部門会計予算に強く反映されます。これは,部門活動を活性化させて適切な収益をあげれば,部門予算に還元され,部門活動の更なる活性化に繋げることが出来ます。産業応用部門ではこれまでも産業応用フォーラムや部門大会などの会員サービス活動を実施し,その活動で得た適切な収益を次の会員サービス活動に展開する方針を取ってきました。今後もこの方針を継続・発展させることにより,健全な収益体質の下での活発な部門活動を展開して参ります。会員諸兄におかれましても,産業応用部門の様々な会員サービスをご利用いただき,部門収益体制の構築にご協力くださいますようお願いいたします。
産業応用部門は会員各位の忌憚のないご意見・ご提案を歓迎いたします。頂戴したご意見は部門役員会や関係会議体で議論し,会員各位のご期待に応えるよう努めて参ります。