支部長からのメッセージ

松村支部長電気学会東海支部の皆様へ

東海支部長 松村 年郎

(名古屋大学 工学研究科 教授)


この度、石田篤志支部長の後任を仰せつかりました名古屋大学の松村年郎でございます。前支部長に引き続き、東海支部の発展に向け努力させて頂く所存です。

東海支部の目的は、東海地区における電気工学分野の普及と発展に資することであります。そのため、東海支部連合大会や専門講習会はもちろんのこと、支部独自の行事である若手セミナーや研究フォーラムなど、様々な活動を行っております。これらの活動については、引き続き発展させて行きたいと考えております。

現在、電気学会加入者は全国で2万人を超えておりますが、少子高齢化などにより残念ながら会員数は減少傾向にあります。このままでは将来の学会活動に支障を来すことが懸念されます。そこで、東海支部といたしましても、本部の活動と連携しつつ,次世代を担う人材育成のための施策や会員サービス向上に重点を置き、一人でも多くの方に学会にご入会いただけるような取り組みを推進して参ります。

また、最近、若者の理科離れが深刻であり、電気工学分野も例外ではありません。電気工学への興味の薄れは、やがて電気工学分野の技術者や研究者の減少を招くおそれがあります。これを未然に防ぐため、小中学生向けの理科教室、小学生から一般の方々までの様々な世代に応じた見学会・講演会の開催など、他学会などとの共催・協賛を含めて,広く電気工学分野の啓発活動を行って参ります。

最後になりますが、東海地区における電気工学分野の社会貢献とさらなる発展を目指し、尽力させていただきたいと思いますので、皆様方の温かいご支援とご協力をお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。