GS10-6 抵抗付加法における抵抗付加ピッチの周波数特性-給電位置評価-
◎南 龍司,佐々木伸一(佐賀大学)
情報機器の高機能化・高速化に伴い,搭載LSIの多ピン化・動作の高速化が進んでいる.
このため,LSIのスイッチング動作時に生じるプリント配線板電源層からの放射雑音の増加が問題となっている.本研究室では,この放射雑音の低減を目的に,基板端電源層に整合用の抵抗を付加する方法(抵抗付加法)を提案し,チップ抵抗付加の有効性を確認している.本研究では,抵抗付加ピッチが周波数特性に与える影響を評価した.3次元電磁界解析により,基板の給電位置が変化しても,抵抗付加ピッチの1/2波長までの放射雑音低減に有効なことを明らかにした.