GS11-6 ビル遠隔サービスにおけるM2Mゲートウェイによる状態監視方式の提案
◎川崎 仁,妻鹿利宏,北上眞二,田畠広泰(三菱電機ビルテクノサービス),追川修一(筑波大学)
省エネルギーやコスト低減を目的として,使用電力量の見える化やデマンドレスポ
ンスといったビル向け遠隔サービスへの関心が高まっている。このようなシステム
においては,ビル設備やビル設備コントローラなどのビル機器とサービス提供サー
バの接続を維持するために,ビル機器の状態を監視し,異常を検出した場合には、
復旧対応を行う。多数のビル機器の状態を監視するためには,ビル機器の動作を妨
げることなく,また,サーバ負荷を抑えた方式が必要となる。そこで,本研究では,
ビル機器とサーバ間の通信を中継するためにビルに設置するM2Mゲートウェイ装置
に,ビル機器の状態監視処理を分散する方式を提案する。