GS4-1 画像認識を用いたマンマシンインターフェースに関する研究*手振り動作によるロボット制御の試み*
◎中岡紀幸,鹿間信介(摂南大学)
電子機器の操作を行う場合,従来はスイッチやリモコンなどの入力機器を用いて操作していた。近年ではタッチパネルのような直感的で新しい操作手段が普及するようになったが,機器を操作するインターフェースを一層簡便にすることは重要な研究課題であると考えられる。そこで,新たなインターフェースとして,カメラの入力画像からフィルタ処理,パターン認識などを用いて手振り動作を検出し,非接触な状態で対象機器を制御する方法について検討した。操作対象として,アームを備えた移動ロボットを製作し遠隔制御する実験を行った。カメラに映った手の座標位置に応じてロボットが移動し,特定の手形状にすることによりアームが動作する仕組みである。本報告では,作成した画像認識処理プログラムの概要とその検証実験,並びに移動ロボット制御への適用結果について述べる。