GS4-7 機械学習による車道横断補助システムの検討
○寺田裕樹,佐藤あすか,猿田和樹,陳 国躍(秋田県立大学)
本研究では,高齢者の車道横断時の判断力上足を補うために,動画から車両を機械学習により検知し,歩行者に危険な横断を教える車道横断補助システムを構築し,そのシステムの有効性を検討することを目的とした。本システムはOpenCVとC言語を用いて開発した。本システムの概要はカメラで車両を写し,機械学習により画像から車両を検出して,歩行者が横断するまでの時間を超えたら警告し,歩行を中断させ,交通事故を未然に防ぐ基礎データとなる。機械学習による車両の検知はHaar-like特徴量を用いてAdaBoostにより検出器を構築した。構築したシステムを用いて有効性の確認実験を行った結果,警告の表示率,未検出率,誤検知率どれもシステムとして有効であることがわかった。本システムは多少の誤検知はあるが,未検知とは異なり車両を検知できていないわけではないので,車道横断補助システムとしては有効であることを明らかにした。