GS5-6 顔追跡によるブラウジング支援インタフェースの設計
◎田所龍介,紊富一宏(神奈川工科大学)
現在,顔追跡技術の進歩は著しく,ビデオカメラ等から取得した動画像情報から顔の位置や姿勢をリアルタイムで特定することが可能となっている.顔の向きや瞬きなどが検出可能であるため,顔を一つのインタフェースとして用いる技術が注目されている.マウスやタッチデバイス等のインタフェースを使わずに顔のみで操作可能となれば,ラッシュ時の電車内など混雑した状況においても容易な操作が期待できる.しかし,現在製品化されているものは導入する際に専用のカメラ等を購入する必要があり、手間とコストが掛かる.そこで,本研究では汎用的なWebカメラを用いて顔と視線の操作のみでブラウジングを可能とするインタフェースの設計を目的とする.また,ホームページ作成時に容易に専用のページを設計できるインタフェースの構築についても検討する.本稿では,顔による操作でブラウジングが可能なインタフェースの提案と検証実験の結果について報告する.