GS6-5 スマートマンションにおける分散型ネットワークによる電力需要のピークカット
◎盛 燎平,須貝康雄(千葉大学)
近年、電力需要逼迫を受け、電力需要のピークカットやピークシフトが重要視されている。すでに導入されている電力需要の制御手法として、デマンドレスポンスがある。デマンドレスポンスは電力会社を親とする階層型ネットワークをなしており、親ノードが故障すると情報伝達が上可能となる。本稿では、マンション内に分散型ネットワークを構築し、節電要請を行うことにより電力需要のピークカットを行う手法を提案する。分散型ネットワークを用いることにより、親ノードの故障の考慮が上要となる。一方、デマンドレスポンスは電力需要のピーク時に節電要請を一斉に通知できるため、効果的に節電が可能である。本稿では、スマートマンションに提案手法とデマンドレスポンスを適用し、マンション内の家庭の電力系統におけるピークカット効果を計算機実験にて算出する。提案手法と既存手法の実験結果を比較することにより、提案手法を評価する。