GS7-4 アナログ型学習オートマトンのチームモデルを用いたHighSpeed TCPの輻輳制御
◎汪  岑(千葉大学),銭  飛(関東学院大学),小圷成一,岡本 卓(千葉大学)
 インターネットにおいて、今日までに広く使用されているトランスポート層プロトコルはTCP Renoである。しかしながら、回線速度は飛躍的に進化しつつある現在および将来では、速度に反比例して、回線使用率が低下していくことが以前から指摘されている。その緩和策として、HighSpeed TCPが提案されている。
 一方、HighSpeed TCPは、パケットサイズ1500byte、回線速度が10Gbpsを想定して推奨パラメータを設けているので、回線速度を増加した場合や動的な変動した場合、従来TCPと同様に回線使用率が低下して行くことが実験で判明した。
 本論では、従来のHighSpeed TCPにアナログ型学習オートマトンのチームモデルを導入し、回線速度に応じて動的に設定する必要があるパラメータを自動的に設定する方法を試みる。