GS8-1 画像認識による抵抗器読み取りの検討(2)〜複数の抵抗器への拡張〜
◎杉原弘記,鹿間信介(摂南大学)
電気回路でよく使われている部品の1つに,抵抗器がある。抵抗器が持つ抵抗値の読み取り手法としては,目視によるカラーコード読み取り,またはテスターによる直接測定が一般的である。しかし,これらの手法は大量の抵抗器を扱う場合,基本的に1つずつしか読み取れないため,識別に時間を要する。
そこで,この問題を解決するために,画像認識による抵抗値の読み取りを検討した。前回,単一の抵抗器を画像認識によって読み取る手法について報告した。今回はこの手法を拡張し,画像内の複数の抵抗器を同時に読み取ることを試みた。さらに,前回は認識対象とする抵抗器を,画像の横方向に配置されたものに限定したが,これ以外の角度に配置されたものについても読み取りを試みた。発表当日は,識別できるパラメータを増やした最新状況を報告する。