GS9-3 電気探査法による地下調査
○星村義一(日本大学)
 電気探査法による地下の調査は一般にボーリング調査よりも安価で地下構造を調べるために行われている。建築現場や文化財の埋蔵調査において地下構造の岩石や埋蔵物を知ることは重要である。電気探査は建物の建設、ケーブルなどの埋設物をボーリング調査の前に推測することができる。今回は電気探査法により地下10mの深度まで比抵抗を8ヶ所計測した。その結果、地下数mから8mまでの深度において特に抵抗が低下している場所を数ヶ所発見して特定することができた。抵抗の低い円形の部分は金属製の管、高い場所にはプラスチック製のパイプなどの埋設が予測できる。土地の造成や埋設物の場所の特定には安価な電気探査法による調査が有効であるので報告する。