MC3-7 需給予測・解析に向けた太陽電池モデルの開発
◎水野裕志,西 諒也,岸川忠弘,菊次涼介,清山浩司,松井信正,田中義人(長崎総合科学大学)
自然エネルギを最大限利用し,電力を安定的に供給するマイクログリッドの実現に向けた研究や実証実験が全国各地で盛んに行われている。マイクログリッドの電源として用いられる代表的な発電装置である太陽光発電は,メガソーラから在宅用太陽光発電まで様々な規模で普及している。今後は,太陽電池自体の変換効率向上や低コスト化に加え,使用する状況に応じた需要と供給の予測,解析および制御を行う技術の高度化が必要とされている。我々は,再生可能エネルギを利用するマイクログリッドにおいて,電力消費量と発電量の高度な予測・解析およびマネージメントに向けた,シミュレータとエミュレータの開発を行っている。本論では,マイクログリッドを構成する発電装置の一つである太陽電池に関して,シミュレーションおよびエミュレーションに用いることを目的としたモデルの提案,開発および検証について述べる。