MC6-4 車両の動的応答を利用した道路ラフネス診断システムの市道管理への適用性
○西川貴文(長崎大学)
道路維持管理において国土交通省が構築したMCIにより舗装の劣化度把握の手法が一般的に使用されているが,市町レベルの自治体では,調査費用が高価で定期的に調査を行うことができないのが現状である.そのため,年間を通して定量的に舗装の劣化状況を把握でき,適切な管理を行うための安価で簡便なシステムが求められている.本研究では,定量的かつ高頻度な路面モニタリングを可能とする路面性状簡易評価システム (Dynamic Response Intelligent Monitoring System :DRIMS)を市道管理に導入し,運用するための要求仕様を明確にし,実測およびシミュレーションに基づいてシステムの適用性を検証をした.