MC7-1 臨界モードスイッチング電源の負荷特性について
◎王 吉喆,黒川上二雄(長崎大学)
一般的な電源システムはAC-DCコンバータとDC-DCコンバータで構成される。その中でもAC-DCコンバータには力率,歪率および効率の改善が求められる。特に,小中容量の電源では力率の優れるリアクトル電流臨界モードAC-DCコンバータが用いられる。従来,リアクトル電流のゼロクロス点検出はリアクトル両端電圧の検出によって行われるが,浮遊容量や負荷が変化した際にゼロクロス点検出の遅れに影響する可能性がある。本稿では,浮遊容量と負荷の変化に対する出力電圧安定化特性とゼロクロス点検出の遅れへの影響について昇圧形DC-DCコンバータを用いた検討を行ったので報告する。