MC8-1 半波整流ブラシなし同期発電機の試作
◎吉田昇平,樋口 剛,横井裕一,阿部貴志(長崎大学)
近年原発問題や地球温暖化の進行などで自然エネルギー導入の動きが世界中で進んでいる。風力発電で考えると,日本は世界に比べ,国土面積が小さく,風力発電を普及させるためには小型風力発電の導入が上可欠である。
永久磁石同期発電機の場合は小型化が可能であるが,高価なレアアースを多く使用してしまうために,コストが大幅にかかってしまう。そこで本研究では半波整流励磁方式を用いた「半波整流ブラシなし同期発電機《を提案している。
本稿では有限要素法解析を用いて発電機を設計し,界磁巻線の回路解析と発電機の電磁界解析を同時に行う回路*磁場連成解析手法を用いて特性を明らかにしている。さらに,実機を試作して基礎特性試験を行い,解析結果との比較を行っている。