MC8-3 永久磁石形リニア誘導・同期モータにおける二次側設計定数が推力特性に及ぼす影響
◎城谷俊光,樋口 剛,横井裕一,阿部貴志(長崎大学)
モータは電気エネルギーを機械エネルギーに変換する装置として使用されており,その中でリニアモータは交通システムや搬送システムなどで主に使用されている。誘導モータは自己始動できるが同期モータに比べ効率が悪く,同期モータは誘導モータに比べ効率は良いが始動するためにはインバータなどを用いる必要があるという特徴がある。
そこで本研究室では,リニア誘導モータとして始動することができ,同期速度ではリニア同期モータとして動作する,永久磁石形リニア誘導・同期モータを提案する。
本論文では,誘導モータのアルミニウムプレートに磁石を挿入することで作成した永久磁石形リニア誘導・同期モータの解析モデルにおいて,二次側設計定数を変化させることにより,推力特性にどのような影響が及ぶかについて有限要素法解析を用いて比較・検討した。