OS4-3 セットアップ数最小化を目的としたリエントラントスケジューリング問題に対するIF-THEN知識獲得フレームワークの提案
◎古岡良太,松本慎平,岩井健吾(広島工業大学)
現実的スケジューリング問題で生産環境の変化に柔軟に対応できる解法を構築するためには,現場の作業員の経験則を活用し現場レベルで対応が可能な形で解法を表現し,かつ高速に処理可能な解法を設計する必要がある.数多ある解法の中でも,現場の作業規則(各仕事の処理優先度の評価指針)をIF-THEN知識で表した解法は現場で最も扱いやすい知識モデルであると考えられる.本研究では,確率的木探索法を用いて,リエントラントスケジューリング問題におけるIF-THEN知識獲得フレームワークを提案し,提案手法の有効性を報告することを目的とする.