OS5-5 防災保全・見守り支援技術の基礎検討*920MHz帯無線加速度センサの試作とその応用可能性*
○朱牟田善治(電力中央研究所)
日本では、少子高齢化や自然災害の激化が進行しつつあり、住民の見守りや災害時の避難・救助活動に関する効率的な取り組みが喫緊の課題となっている。本論では、近年解放された920Mhz帯の無線帯域を用いた加速度センサを試作し、その応用可能性について基礎検討を行うことを目的とする。住居やインフラ施設等に設置した高精度MEMSセンサの加速度情報が、災害時即時対応、老朽度判定、および高齢者等を対象とした見守り支援デバイスとして活用できる可能性について考察し、今後の課題をとりまとめる。