OS5-6 Twitterを利用した地震災害時における停電情報の時空間分布のセンシング
○庄司 学(筑波大学),高橋 大(TIS)
本研究では,東日本大震災において,停電による復旧期間が長期化した都市の代表として茨城県北茨城市並びに水戸市,停電の規模が小さかったものの復旧期間が長かった都市の代表として茨城県日立市,及び,発災後1日前後で停電が解消された大都市の代表として神奈川県横浜市並びに川崎市などをそれぞれ取り上げ,地震災害時における停電情報の時空間分布のTwitterに基づくセンシングを試みた.信頼性を担保できるTwitter情報が枢密に交換される大都市部においては,発災後1時間程度の時間区分で,かつ,市町村区の町丁目単位の空間解像度で,Twitter情報が地震災害時の被害把握に対して有用なヒューマン・センサーの1つになり得ることが明らかとなった.