OS6-2 ハイブリッド電気自動車の省エネ駆動制御方式に関する検討
○五十嵐雄治,大田優子,伊川雅彦(三菱電機)
電気とガソリンの両方を動力エネルギーとして利用する自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)の普及が進みつつある。このHEVは、従来のエンジンとガソリンを利用した駆動形態に加え、モータと電気エネルギーを利用した駆動形態とモータとエンジンの両方を動力として利用する駆動形態などがある。このHEVは、上りと下りが連なる走行ルートでは、上りでモータ駆動を利用し、下りで回生を用いて上りで消費したエネルギーを回収するなど、走行ルートの状況に応じて適切な駆動形態を利用することで、燃費を改善できることが知られている。今回、我々は道路勾配や制限速度などの走行ルートの特性を考慮して、燃費削減の観点でHEVの駆動形態を適用する区間を計画する省エネ駆動制御方式について検討し、シミュレーション評価を行った。本発表では、今回検討した省エネ駆動制御方式の内容とシミュレーションの結果を報告する。