OS6-9 コミュニティ規模を考慮した地域共用蓄電池による需要調整シミュレーション
◎大澤奈々穂,坂上聡子,井野本正樹,岩田雅史(三菱電機)
 本研究では、地域エネルギーマネジメントシステム(CEMS:Community Energy Management System)のシミュレータを用いて、地域共用蓄電池の導入効果とコミュニティ規模との関係性を評価した。CEMSは経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業《のひとつであるけいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクトで開発した。本シミュレーション実験では、地域需要を地域目標の許容誤差以内に収めることを目的として、地域共用蓄電池を制御する。けいはんな実証実験で得られたHEMSの実測値を用いて、将来HEMSが大量導入される住宅型コミュニティを対象としてシミュレーション実験を行った結果、コミュニティ規模が大きくなるにつれて均し効果が大きくなり、コミュニティ規模に対して小さい容量の蓄電池でも高い蓄電池導入効果があるという結果が得られた。