OS7-1 言語学習者のための上完全な発音を改善する発音方法の推定
◎笹川隆史,苅米亮介,佐藤広健,松平圭一,花崎 泉(東京電機大学)
外国語の習得において正しい発音の習得には多くの訓練が必要となる.発音には口や舌などの調音器官の使い方が大きく影響するため,適切な調音器官の使い方を例示できれば,正しい発音の習得への効果が期待できる.このとき,最も効果的なのは,自分が正しい発音ができた場合の調音器官の使い方を例示することだと考えられる.しかし,そのためには,まだ発音できない音を発音したときの音響学的特徴を知る必要がある.そこで,本研究では,手本となる人の調音器官の使い方と学習者の調音器官の使い方について,音声や筋電位信号などから音響学的特徴を抽出し,まだ発音できない音が仮に発音できた場合,どのような音響学的特徴を示すのかを推定する.また,推定した特徴について検証と評価を行う.