OS7-10 共振現象を利用した身体情報の測定
○二川佳央(国士舘大学)
 電磁波は情報伝達の⼿段のみならず,エネルギーとして幅広く応用されている.マイクロ波・ミリ波レーダから光を用いた各種センシング技術を生体に適用することで,生体内部の生化学データや生理データをリアルタイムに取得することが可能であり,電磁波の共振現象を利用することにより微弱な信号変化に対する感度向上が期待できる.
 本研究では,マイクロ波の共振現象を利用して,生体内部の生理情報を高感度で受信し診断の一助とする方法について検討する.さらに生体表面から非侵襲で内部にエネルギー照射を行うことにより,治療効果を高めることを検討することで,電磁波を用いた診断,治療の効果的な利用についての考察を深めることで,電磁波を利用したスポーツ・医療・教育分野への貢献について検討する.