OS7-6 発音訓練における発音矯正教示法の効果の検証
◎苅米亮介,松平圭一,花崎 泉(東京電機大学)
母国語の発音は生まれながら自然に体得していくが、第2外国語の修得時など母国語にない音韻の発音修得にはかなりの練習が必要であることが知られている。その要因には、母国語以外の音韻の調音方法が分からないことや音韻の聞取りが正確に行われないことなどが挙げられる。効果的な発音練習には音韻の違いや適切な調音方法を教示する教師が必要となる。本研究では、音声のフォルマント表示や調音(口の開き、舌の形状)方法を視覚的に表示する発音練習サポートシステムを構築している。本報告では、教師が経験に基づき体系化した発音矯正のための教示方法の効果を、本サポートシステムを用いて検証する。