PS2-1 奥行き画像を用いた教室の在席検知方法
◎藤波祐樹,齋木雅人,宿谷弘光,渡邉脩暉,嶋 好博(明星大学)
奥行き画像を用いて教室の在席を検知する方法を提案する。教室の天井側に距離センサーを設置し、上方から対象物までの距離を奥行き画像として保存し、depthマップとして入力する。在席の場合の頭部とdepthセンサーの距離と、空席の場合の机や座席、床とdepthセンサーの距離は大きく異なる。この距離を検知することによって在席を検知する。奥行き画像を2値化して、ノイズ除去を行い、ノイズ除去画像を膨張させ、膨張画像にする。膨張画像を連結成分で矩形領域の左上、右下座標を指定して出力する。DepthセンサーとしてKinectを用いる。深度頻度分布を求めず簡易的にカーソルで指定した画素の値を最頻値と仮にする。Kinectは床上1.4m~2m上に下向きに設置する。26カ所の領域の奥行分布を作成した。成功した領域は26件、成功率は100%であった。失敗率は0%であった。