PS2-11 FPGAを用いた自己結合端子電圧センサの信号処理
◎吉松 剛,津田紀生,山田 諄(愛知工業大学)
半導体レーザを用いた距離、形状、変位および速度を測定できる小型で高精度なセンサの開発を行っている。自己結合型センサはレーザの出力光と散乱光との干渉を利用したセンサで、特別な光学系を必要としないため小型で安価である。自己結合効果が発生するとレーザの端子間電圧が変化する。散乱光との干渉によって発生した信号の周波数は距離に対して比例する。また、センサを密に配置して使用すれば形状測定が可能となる。しかし、高速フーリエ変換による周波数の測定では膨大な計算量を必要とし、非定常状態の対象物を測定できない。そこで、FPGAを使用した信号処理を行い、信号周波数のリアルタイム測定を目指した研究を行った。