PS2-2 ナンバープレートのサイズを基にした自動車画像の距離検出の方法
◎渡邉脩暉,藤波祐樹,齋木雅人,宿谷弘光,嶋 好博(明星大学)
ナンバープレートのサイズを手掛かりして車までの距離を検出する方法を提案する。単眼カメラで撮影した自動車画像からナンバープレート画像を抽出し、その大きさによる距離検出の有効性を実験的に検討する。まず、自動車後部を撮影する。対象とした自動車は3車種(Benz C‐Class、MAZDA BIANTE、Toyota PRIUS α)である。撮影距離の間隔は0.5~1.5m、2.5~5.0mを0.5m間隔、1.8~2.2mを0.1m間隔、計14箇所とする。画像枚数は3車種×14箇所、計42枚である。次に、自動によるナンバープレート位置の出力を行う。ナンバープレートのサイズの距離誤差は-0.45~0.01m以内である。なお、ナンバープレート抽出の失敗を除いた距離誤差は-1.22~0.04m以内である。距離誤差の原因はナンバープレートの画像領域が膨張処理により大きめに抽出されている為である。距離検出の有効性を実験的に確認した。