PS2-3 車載カメラ映像の鳥瞰図を用いた路面状態判別
◎柴 遼太,久世達哉,柴田啓司,稲積泰宏,堀田裕弘(富山大学)
路面状態の判別は,安全な車社会実現のための重要な技術である.そこで車載カメラ映像を用いての夜間の路面状態判別法を提案してきた.しかし,その研究の中で路面状態の判別を行う際,遠近法の影響を考慮せずにブロックを設定し,ブロックに含まれる路面の面積が異なるという問題があった.そこで,判別を行う際に仮想的に道路平面を上空から見た画像に変換し路面状態を判別するという手法を用いた結果,従来法より判別率が劣る結果となった.そして画像を変換する際に行う画素の補間の能力が原因の一つであると考えられた.そこで画像下部領域のブロックと比較して低解像度である画像上部のブロックに対し画像処理を用いて高解像度化を行い,画像の高解像度化を行った上で路面状態の判別の実験を行う.また従来法においては日中での有用性が示されていないため日中での実験を行う.