PS2-6 FPGAを用いたタオルの付着毛髪に対する自動検出システムの開発
◎田中稜介,相川直幸(東京理科大学)
タオルやおしぼりの再利用工場では、洗浄されたタオルに付着した毛髪について、目視での検品が行われる。この工程において、短い毛髪の見落としが発生し問題となっている。この問題を解決するために、画像処理による自動毛髪検出システムを提案する。本システムはリアルタイムに処理を行うために、FPGAとリニアセンサカメラを利用する。本システムの画像処理は、輪郭抽出処理、二値化処理、ラベリング処理、面積計算処理、面積しきい値処理の5つの処理により成り立ち、FPGAによりパイプライン処理が行われる。FPGAの少ないメモリ内で処理が行われる必要があるため、その点を考慮した設計を行う。本システムは7mm以上の長さの毛髪を100%の精度で検出することが可能である。処理時間は要求される時間を満たす。