PS2-8 微小浮遊粒子の検出及び取得データの信頼性検証
○平岡秀男,鹿間信介(摂南大学)
空気中には,綿ボコリ,タバコの煙,花粉,車の排気ガスなど多くの粒子状物質が浮遊している。とくに近年ではPM2.5や花粉症などが問題となっており,粒子状物質は我々の日常生活に少なからず影響を及ぼしている。従って,これらの粒子状物質を測定し,その情報を有効に利用することが重要である。
今回,この粒子状物質を専用の測定器を使用せずに,安価な市販センサとマイコンを用いて計測・データ処理を簡便に行う手法について検証した。さらに公的な計測データの活用を考え,環境省が運用している大気汚染物質広域監視システムのデータをマイコンに取り込み利用する。
上記市販センサによる測定データと大気汚染物質広域監視システムから取得したデータとを比較することにより,試作装置の信頼性を客観的に検証することを試み,この結果についても報告する。