PS5-9 MR画像による水分・温度領域の抽出と表示法の検討
◎冨山 肇,神津 薫,大浦邦彦(国士舘大学)
本報告では、MRI(磁気共鳴画像)を用いて水分・温度領域を抽出し,解りやすく表示するシステムについて検討した結果を示す。
成人では体重の約6割が水分であり、水分量と体調には関係があると考えられている。
また、体温は人体の免疫機能にも密接な関係がある。これらより、MRによって非侵襲で水分・温度を抽出することは重要である。
本報告では、2種類の強調画像から画像処理を用いて水分分布を抽出し、温度分布との位置関係を表示する。ただ、MR画像は医療関係者以外には理解しづらいため、AR(拡張現実)を利用して視覚的に見やすく表示する。提案手法は、インフォームドコンセントの観点から非常に意義があると思われる。