TC1-6 レーザ誘起プラズマを用いたコンクリート中の塩分浸透状況の把握
◎江藤修三,藤井 隆(電力中央研究所)
鉄筋コンクリートは、圧縮に強いコンクリートに、引っ張りに強い鉄筋を配置することにより、荷重に耐える構造となっている。鉄筋の腐食などが顕著に進んだ場合、曲げ破壊等が容易に生じる可能性がある。特に、海岸線に立地した構造物では、海塩粒子や海水の付着による塩分浸透が原因で、鉄筋腐食が顕著に進行する場合がある。そのため、塩害評価のためには塩分量を計測することが重要となる。本発表では、レーザ誘起プラズマを利用したコンクリートに含まれる塩分の元素分析法の概要と実験結果について発表する。