TC1-7 高出力フェムト秒レーザを用いた遠隔エアロゾルの検知
○伊澤 淳(IHI),横澤 剛(アイ・エヌ・シー・エンジニアリング),倉田孝男(IHI),染川智弘(レーザー技術総合研究所),江藤修三(電力中央研究所),眞子直弘(千葉大学),堀澤秀之,山口 滋(東海大学),藤井 隆(電力中央研究所),久世宏明(千葉大学)
さまざまな種別のエアロゾル物質の遠隔検知の手法として、理想的には1種の装置(システム)によって複数(可能であれば全部)の種別の物質を検知できるような手法が望ましい。このようなシステムの実現のため、我々は高出力フェムト秒レーザによるLIBSと多光子蛍光を併用したシステムを検討しており、その原理実証試験を実施している。模擬物質としてセシウム、リボフラビンを用いた距離10mにおける遠隔検知の試験により、それぞれ3.2μg/L、1.6μg/Lのエアロゾル濃度の検知を確認している。講演では、手法・システムおよび試験の概要について紹介する。