TC10-5 電力システムのセキュリティ
○岡部 直(東京電力),牧野利徳(中部電力),内田堅二(関西電力)
電力システムを制御するための情報は、従来は専用線で伝送されており、重要度に応じて複数ルートを設けていた。近年はそれらがIP化されつつある。電力システムの制御にかかる「内部IP網《と一般の「外部IP網《とは物理的に接続されていないが、内部IP網は面的に広がった大きなネットワークである。また、スマートメータの導入により、それにかかるネットワークも大きくなっている。多層防御や人の教育など様々な対策を組み合わせてセキュリティを確保していく必要がある。