TC11-6 ケースメソッド学習における議論支援のための発言分類手法
◎鮫島正樹,久兼大知(大阪大学)
本発表では、実際の事例における問題点を議論し、具体的な対策を提案するケースメソッド学習を対象とする。ケースメソッド学習における議論では、問題点ならびに対策を漏れなく議論することが重要である。そこで、学習者の意見のうち、問題点に関する意見と対策に関する意見のみを強調して表示して、問題点ならびに対策が十分に議論されているかどうかを学習者に気付かせるシステムを開発する。本システム実現のため、問題点に関する意見と対策に関する意見を分類する手法を提案する。ケースメソッドの指導者は、問題点と対策に関する意見を例示することが可能であり、例示された意見は学習者の意見と類似する。そこで、例示された意見の単語を素性としてSVMを用いて、学習者の意見を分類する。