TC3-7 パルスニューラルネットワークを用いた車輪型自律移動ロボットの外乱に対する性能調査
◎吉田海鈴,原 翔悟,元木 誠(関東学院大学)
パルスニューラルネットワーク(PNN)を自律移動ロボットのコントローラとして使用する場合,時間軸を考慮することが可能となり,シグモイド関数などの連続関数を使用するニューラルネットワークよりも,高度な行動を実現することが可能となる。また,著者らが提案している短期的な伝達効率の調節機構を付加したPNN(PNNSSP)を使用することで,さらに高性能なコントローラを構築することが可能となる。しかし,PNNおよびPNNSSPは外乱に弱い。そこで,著者らがシミュレータで簡単なタスクで外乱に対する性能を調査した結果, PNNに比べPNNSSPを用いた自律移動ロボットコントローラのほうが外乱に対する性能が良いことが明らかとなった。本研究では,さらなる性能調査を行うために,難しいタスクでPNNとPNNSSPを用いたコントローラの性能調査を行った。