TC6-8 閉ループデータを用いたパフォーマンス駆動型制御系の一設計
◎井上明法,木下拓矢,山本 透(広島大学),大西義浩(愛媛大学)
石油・化学プロセスに代表されるプロセス制御系においては,生産性や品質の向上,省エネルギー化・省力化などが進められており,制御システムが果たす役割はこれまで以上に重要となっている。これらの要望に応えるためには,制御系が適切に制御されていることが必要上可欠である。
このような背景の中、制御性能を評価し,性能評価が悪い場合のみ性能改善するような,パフォーマンス駆動型制御法が提案されている。提案手法では,FRITを用いて閉ループデータのみを用いてオフラインで制御パラメータをチューニングするパフォーマンス駆動型制御系の設計法を提案する。このとき,制御性能評価には一般化最小分散制御基準を用いる。本手法の有効性を須知例により検証する。