TC8-5 神戸高専機械工学科におけるマイコン教育および制御技術教育の取り組み
◎黒住亮太,小林 滋,石崎繁則,朝倉義裕,清水俊彦(神戸市立工業高等専門学校)
近年,コンピュータ技術の発展と共に,コンピュータを用いた制御技術は産業界で様々な形で運用され,エンジニアとしてそれらの技術を学び,使いこなす人材を育成することが求められている.神戸市立工業高等専門学校機械工学科において,本科低学年からマイクロコンピュータについて学び,各学年で連携してプログラミングの基礎,制御に必要なセンサやアクチュエータの理解,実習における活用を目指した教育を進めるべく取り組んでいる.本稿では,専攻科1年生の授業である「制御工学《において,マイクロコンピュータArduinoを用いた制御実習を行い,主にその取り組みの成果について報告する.また,本科の低学年から行っている,マイクロコンピュータを用いた実習とうまく連携を取りながら,制御工学教育の実習による制御技術の理解の促進を行う方法について考察を行う.