令和5（2023）年度 電気学会 中国支部 見学会　開催報告

電気学会中国支部主催見学会　開催報告

• 電気学会中国支部では、学会活動の活性化および会員サービスの一環として支部主催の見学会を開催しています。
• 令和５年度は、JFEスチール株式会社さまのご協力のもと、令和５年８月２５日（金）に見学会を開催しました。

開催概要

日　時：令和５年８月２５日（金）１１：００～１７：００
場　所：JFEスチール株式会社　西日本製鉄所倉敷地区
参加者：計５２名（東海支部、関西支部、電気設備学会、中国・四国工学教育協会参加者を含む）
内　容：製鉄所概要紹介（DVD視聴）、工場見学、事例紹介（DX事例、AI活用）、質疑応答　等

西日本製鉄所倉敷地区

主な内容

【工場見学】
高炉（バス車中より）、厚板工場、熱延工場を見学。
各工場のご担当者から、それぞれの設備について説明を受けました。

【事例紹介】
○DX事例紹介
・インテリジェント製鉄所※1に向けた取り組み
・DX人材育成：データサイエンティスト養成について
○保全業務におけるＡＩ活用
・『IBM Watson※2』を活用した制御故障復旧支援システム（『J-mAIster』）の紹介

　　※1 直接確認が困難な高炉の状態を仮想的に再現して、最適運転を可能にする
　　※2 ビジネスでの活用に特化したAIサービスの製品群

【質疑応答】
予定時間を超えて様々な質問があり、有意義な意見交換になりました。
・AI活用に必要な学習データの収集においてどのような工夫をされているのか。
・DX人材育成の課題について。

• 参加者からの感想

・鉄の製造過程を間近で見学でき、また、すべてオートメーション化され、危険な作業が回避されていたことに感心した。
　また、環境への配慮も徹底されていることにも感銘を受けた。
・DXの適用事例はほかの業界でも活かすことが出来る内容であり、非常に有意義であった。

見学センター内　展示ホール

圧延工場前

圧延工場内

以　　上