IEC SC77A WG1東京会議概要報告
電気規格調査会
IEC SC77A 国内委員会 委員長 雪平謙二
IEC SC77A WG1国際会議が、平成19年11月12日(月)~16日(金)にかけて東京で開催された。会議には9カ国から28名の参加があった。会議の概要を表1に,会議日程を表2に,参加者の内訳を表3に示す。
本WGはSCの中にある一つのWGではあるが,機器から発生する高調波電流限度値の規格を担当していることから各国の関心も高く,WGにしては規模が大きい。そこでいくつかのTask Forceが検討事項を分担し,WG全体会議に先立って月曜~水曜の3日間で,それぞれのTask Forceが担当する事項について案を作成し,その案を元にして木曜,金曜の2日間のWG全体会議で審議を行っている。Task Forceは電気事業連合会で,WG1全体会議は日本電機工業会で開催された。
欧米ではまだ少ないインバータ機器や将来広く普及することが期待されている発行ダイオード照明の高調波電流などについて多くの議論がなされ,有意義な会議となった。
懇親会は,海外からの参加者に本場の味を味わっていただきたいと日本料理店で開催した。予算の関係で半額会費制にしたが,同行されたご夫人など6名も含めて31名が参加し,大好評であった。
本会議の開催につきましては、多方面から多大なるご支援,ご協力をいただきました。ここに心から感謝の意を表します。
会 期 | 平成19年11月12日(月)~16日(金) |
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会 場 |
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参加者 | 9カ国28名(海外19名,日本9名) |
延参加人数 |
会議(Task Force,全体会議) : 合計139名 懇親会 : 31名 |
月日(曜日) | 時間 | Task Force担当事項,会議内容 | 人数 |
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11月12日(月) | 9:00-12:30 | 16A超過機器の高調波電流限度値 | 15名 |
14:00-16:30 | 発行ダイオード照明の高調波電流限度値 | 11名 | |
16:30-17:30 | インバータ冷蔵庫の高調波電流限度値 | 15名 | |
11月13日(火) | 9:00-12:30 | 高調波測定法 | 14名 |
14:00-17:30 | Common Document Group | 8名 | |
11月14日(水) | 9:00-12:30 | 16A以下機器の高調波限度値の総括 | 8名 |
14:00-16:30 | 2kHz~9kHzの評価方法など | 10名 | |
16:30-17:30 | Convener Advisory Group | 7名 | |
11月15日(木) | 9:00-17:30 | WG1全体会議 | 25名 |
19:00-21:30 | 懇親会(北大路 大手町店) | 31名 | |
11月16日(金) | 9:00-12:00 | WG1全体会議 | 26名 |
国 | 参加者数 |
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ドイツ | 5 |
フランス | 3 |
アメリカ | 3 |
イギリス | 2 |
ベルギー | 2 |
フィンランド | 2 |
オランダ | 1 |
メキシコ | 1 |
日本 | 9 |
9カ国 | 28名 |
e-mail:jimkyoku@iee.or.jp
更新日 2008年1月10日