国際標準化100年記念行事の報告について

電気学会　電気規格調査会

IEC設立100周年を記念して，10月12日午後，グランドヒル市ヶ谷にて「国際標準化100年記念行事」を開催しました。
式典には，日頃規格に携わっている80人の関係者が出席し，盛況裡のうちに終了しました。
初めに，電気学会　野嶋孝会長から，国際標準化100年に当たり開催挨拶があり，続いて経済産業省情報電気標準化推進室長和泉章氏から，国際標準化の動向と日本の役割についての挨拶を戴きました。
次に電気規格調査会　鈴木会長から日頃規格に携わっておられる方々への感謝と電気規格調査会のあり方についての挨拶があり，引き続き，今回が初となる電気規格調査会功績賞，功労賞の表彰式が行われました。功績賞には，金子剛氏と系統連系逆変換装置標準特別委員会が受賞されました。又，功労賞には河村達雄氏と金東海氏が各々受賞されました。そして，金子剛氏と河村達雄氏から受賞者代表の謝辞挨拶がありました。
式典に続いて，『国際標準化と電気学会への期待』と題して東京理科大学教授正田英介氏から基調講演があり，これに対して，活発な質疑応答がなされました。
又，記念特別講演として，（独）産業技術総合研究所　計測標準研究部門の中村安宏室長から『直流・低周波電気標準の現状と今後の展開』，ISO/IEC JTC1/SC31/WG2,WG4/SG5の国際コンビナーである吉岡稔弘氏から『RFID分野の国際標準化の動向と国際戦略』と題して貴重な講演がされました。いずれも大変興味深い講演であり，出席者一同熱心に聴講されました。
式典終了後，懇親会も盛大に開催され，会員相互の親睦を深めることができました。懇親会には47人の方が参加されました。

問合せ先　　電気学会　標準化推進室
電話03-3221-7201, E-mail:iec@iee.or.jp