新規格・圧延用交流可変速電動機(JEC-2140:2016)の解説
2017/01/20

平成28年9月,JEC-2140:2016「圧延用交流可変速電動機」を発刊いたしました。JEC-2140:2016は,テクニカルレポートJEC-TR-21003-2008をベースにして高度化を図り,圧延用交流可変速電動機の規格としてまとめたものです。
圧延用電動機への使用と定格の適用、低減温度上昇限度の適用、定格を超える長時間運転を寿命低下承知で許容する使用S10の適用、及び第1種電動機と第2種電動機の規定以外の本規格の特徴は、下記の5点です。
- 圧延用電動機・誘導機・同期機の用語のみならず圧延プロセスの用語、可変速制御システムの用語を含む用語の充実
- 磁束と電流の直交性拘束制御を確認するための電動機と可変速制御システムを組合せた現地試験方法の規定
- 圧延用電動機は、延長軸を制作範囲に含むことが多いが、延長軸を機械メーカ・電動機メーカのいずれも手配しなった事例に鑑み、JEC-2100に先行して導入したIEC60034-7据付方式の本規格への導入
- 磁束と電流の直交性の拘束制御が、接地および等電位ボンディングを前提にしている点から、これらについてのIEC/JIS規定の導入
- 本規格一冊で、圧延用交流可変速電動機の仕様決めが可能になるよう配慮した冷却方式・保護方式等についてのJEC-2100の記述の導入
制定の背景及びIEC規格との関連などを含めて皆様に広くご理解頂き,本規格を十二分にご活用いただくために講習会を開催いたします。皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。
日 時:
平成29年1月20日(金)13:00~17:00(受付開始12:00~)
会 場:
大阪科学技術センター B102号室(定員60 名)
住 所:
大阪市西区靱本町1-8-4
(交通・地下鉄四つ橋線本町駅下車28号出口より北へ徒歩5分,地下鉄御堂筋線本町駅下車2号出口より西へ徒歩8分)
(電話06-6443-5324)地図はこちら
プログラム(予定):
- 主催者挨拶
- 背景・目的・適用範囲
- 用語の充実
- 圧延運転と電動機の種類
- S1/S9の定格の選定とFF/FBの温度上昇、S10の適用
- 定格電圧と耐電圧試験
- 機械的要求事項
- 据付方式
- 接地とボンディング及びその他(端子記号と回転方向、銘板記載事項など)
- 試験(工場・現地)
- 本規格が想定するIM可変速(インターフェイス含む)
- 本規格が想定するSM可変速(インターフェイス含む)
- 閉会の挨拶
※途中,休憩を20分挟みます。また,質疑応答20分を設けます。プログラム及び時間割は変更される場合があります。
テキスト:
JEC-2140:2016「圧延用交流可変速電動機」(税込6,804円)
参加費(参加費にテキスト代は含まれておりません):
一般 | 会 員¥5,000-(不課税),事業維持員企業に所属の方¥6,500-(不課税) |
---|---|
非会員¥8,000-(税込),4学会及び技術士会の会員¥5,000-(不課税) | |
学生 | 会 員¥2,000-(不課税),非会員¥3,000-(税込) |
【注】4学会は,照明学会,電子情報通信学会,映像情報メディア学会,情報処理学会を指します。
■テキストをお持ちでない方:
参加申込みの際に,テキストのご注文を受け付けます。会場でテキストをお渡ししますので,テキスト代をお支払ください。
(講習会当日価格6,800円)
※この価格は講習会会場のみの価格です。通常の販売価格とは異なりますのでご注意下さい。
※テキスト代には参加費が含まれておりませんので,参加費を別途頂戴いたします。
申込方法:
(JEC講習会・ホームページからお申込みください。)
http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/jec-app/
※定員に達し次第,締め切らせていただきます。 締め切りました
お支払い方法:
講習会当日受付での「現金払い」,または講習会開催前までの「銀行振込み」にて承ります。銀行振込みご希望の方は請求書をお送り申し上げますので,上記参加申込みページ『連絡欄』に銀行振込み希望の旨を書き添えて,参加のお申込みをお願い致します。
申込み,問合せ先:
電気学会 標準化推進室,TEL:03-3221-7201,e-mail:iec(アット)iee.or.jp ※(アット)⇒@
主催:
電気学会・電気規格調査会:圧延用交流可変速電動機標準特別委員会