『改正規格 JEC-2407：2017絶縁形パワー半導体モジュールの解説』

平成29年6月，改正規格・JEC-2407:2017「絶縁形パワー半導体モジュール」を発刊いたしました。JEC-2407：2017は，IEC 60747-15 Ed.1 Semiconductor devices – Discrete devices – Part 15 : Isolated power semiconductor devicesとの整合を考慮して制定した改正規格です。本規格は，本規格の利用者がIGBTモジュールの評価試験を実施する際，モジュールの構造的な評価試験とともに，内蔵されているデバイスの評価試験も実施できるような構成といたしました。主な記載事項に関する説明は次のとおりです。

• 用語及び定義…絶縁形パワー半導体モジュール特有の用語を定義。
• 使用状態…絶縁形パワー半導体モジュールが適用されているJEC-2410-2011に記載されている使用状態を記載。
• 定格・特性…従来規格（JEC-2407-2007）の記載項目に，IGBTのJEC規格の改正版（JEC-2405:2015）の項目，さらに， IGBTモジュールには必須搭載されている環流ダイオードの項目について記載。特に環流ダイオードの項目については，JEC規格として初の記載。
• 試験…上記の定格・特性の項目に関する試験について記載。

IGBTモジュールに代表される絶縁形パワー半導体モジュールを使用したパワーエレクトロニクス機器の設計者やその関係する立場の方に広くご理解いただき，本規格を十二分にご活用いただくために講習会を開催いたします。是非、講習会で、改正内容をお確かめください。

日 時：

平成29年10月30日（月） 13：30～16：15（定員50名）12：30から受付開始

会 場：

電気学会 会議室

住 所：

東京都千代田区五番町6-2 HOMAT HORIZON ビル8F（交通・JR 総武線「市ヶ谷駅」下車徒歩約5分）

プログラム（予定）：

• 13:30 – 13:35　開会，主催者挨拶
• 13:35 – 13:50　JEC-2407:2017改正の背景と経緯
• 13:50 – 14:10　JEC-2407:2017制定のポイント（趣旨，概要，旧規格との相違，IEC規格との相違等）
• 14:10 – 14:40　規格紹介１　定格と特性
  ＜休　憩 15分＞
• 14:55 – 15:25　規格紹介２　試験その１
• 15:25 – 15:55　規格紹介３　試験その２
• 15:55 – 16:05　IPMに関する規格など，今後のパワー半導体関連規格の制定計画
• 16:05 – 16:15　主催者挨拶，閉会
  ※時間割は変更される場合があります。

※本講習会では，次のJEC規格をテキストとして使用致しますので，お持ちの方はご持参ください。
お持ちではない方は，参加申込みの際にテキストのご注文を受け付けます。参加費にはテキスト代が含まれておりませんので，ご注意ください。
テキスト：JEC-2407:2017　絶縁形パワー半導体モジュール（定価5,832円）

参加費（参加費にテキスト代は含まれておりません）：

【注1】ご自身の所属機関が事業維持員であるかご不明の場合は，事業維持員紹介のページでご確認ください。
【注2】4学会は，照明学会，電子情報通信学会，映像情報メディア学会，情報処理学会を指します。

■テキストをお持ちでない方

参加申込みの際に，テキストのご注文（講習会当日価格5,800円）を受け付けます。会場でテキストをお渡ししますので，テキスト代をお支払ください。
※この価格は講習会会場のみの価格です。通常の販売価格とは異なりますのでご注意下さい。
※テキスト代には参加費が含まれておりませんので，参加費を別途頂戴いたします。

申込方法（JEC講習会・ホームページからお申込みください。）：

http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/jec-app/
※お申込み期限：平成29年10月27日（金）まで
※定員に達し次第，締め切らせていただきます。　締め切りました。

申込み，問合せ先：

電気学会 標準化推進室，TEL：03-3221-7201，e-mail：iec(アット)iee.or.jp　※(アット)⇒@

主催：

電気学会・電気規格調査会：パワー半導体モジュール及びIPM標準特別委員会