電気学会・電気規格調査会「改正規格　がいし装置及び架線金具（JEC-5204：2018）の解説」の講習会

平成30年5月，JEC-5204「がいし装置及び架線金具」を改正いたしました。JEC-5204「がいし装置及び架線金具」の基となるJEC-207（架空送電用架線金具）は，送電用がいし装置に使用されているがいし及び架線金具についての仕様を統一し，設計と製造の合理化を図るため，1979年に制定されました。
JEC-207-1979は，制定から40年近く経過し，規定内容と実態との間に不整合が生じています。今回の改正では，実態を反映して不整合を解消すると共に，規格票の様式:2016に従って全体構成を見直しました。
この規格は，主として特別高圧架空送電線路に使用する，公称電圧66～154 kVの単導体，2導体用がいし装置（33種類）及び架空地線用装置（2種類）並びにそれを構成する架線金具（109種類）の「材料」，「形状」，「性能」，「試験」及び「検査」について具体的に規定しています。
なお，今回（2018年）の改正にあたっては，2016年4月に電気事業連合会から電気学会電気規格調査会に対して，これまでの電力会社での適用実態を踏まえた，JEC-207-1979の規格内容への要望事項が提出されたため，併せて審議を行いました。
改正の背景・旧規格との比較・IEC規格の関連などを含めて皆様に広くご理解頂き，本規格を十二分にご活用いただくために講習会を開催いたします。是非、講習会で、改正内容をお確かめください。
※本講習会は，実務レベルの内容を予定しておりますが，実務レベルの知識をお持ちであれば，実務経験のない方のご参加を妨げるものではございません。

日 時：

平成31年2月25日(月) 13:30～16:00（定員50 名）12：30から受付開始

会 場：

電気学会 会議室

住 所：

東京都千代田区五番町6-2 HOMAT HORIZON ビル8F（交通・JR 総武線「市ヶ谷駅」下車徒歩約5分）

プログラム（予定）：

• 13:30－13:35　主催者挨拶
• 13:35－14:00　本規格の制改定の趣旨と主な改正点
  がいし装置及び架線金具規格変遷の経緯
  本規格適用範囲，使用状態
• 14:00－14:40　がいし装置及び架空地線用装置（新規追加品について）
  架線金具，アークホーン，クランプ（新規追加及び廃止品について）
  ＜休憩＞
• 15:00－15:40　材料および製作，構造（寸法許容差について）
  性能（クランプの締付強度について）
  検査（検査の種類，形式検査数量について）
  IEC規格との相違点について
• 15:40－15:55　質疑応答
• 15:55－16:00　閉会の挨拶
  *時間割は変更される場合があります。

※本講習会では，次のJEC規格をテキストとして使用致しますので，お持ちの方はご持参ください。お持ちではない方は，参加申込みの際にテキストのご注文を受け付けます。参加費にはテキスト代が含まれておりませんので，ご注意ください。
テキスト：JEC-5204：2018（定価11,880円）

参加費：

【注1】ご自身の所属機関が事業維持員であるかご不明の場合は，事業維持員紹介のページでご確認ください。
【注2】4学会は，照明学会，電子情報通信学会，映像情報メディア学会，情報処理学会を指します。

■テキストをお持ちでない方
参加申込みの際に，テキストのご注文（講習会当日価格11,850円）を受け付けます。会場でテキストをお渡ししますので，テキスト代をお支払ください。

※この価格は講習会会場のみの価格です。通常の販売価格とは異なりますのでご注意下さい。
※テキスト代には参加費が含まれておりませんので，参加費を別途頂戴いたします。

申込方法（JIS講習会・ホームページからお申込みください。）：

http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/jec-app/
※お申込み期限：平成31年2月20日（水）まで
※定員に達し次第，締め切らせていただきます。　締め切りました。

参加費等のお支払い方法：

現金にて，講習会当日の受付でお支払いください。

申込み，問合せ先：

電気学会 標準化推進室，TEL：03-3221-7201，e-mail：mitsuhashi(at)iee.or.jp　※(at)⇒@

主催：

電気学会・電気規格調査会：がいし装置及び架線金具標準特別委員会