将来の電力ネットワークの混雑緩和に向けたダイナミックレーティング技術

2021/03/04

太陽光発電・風力発電といった出力変動型電源の基幹電源化に伴い、電力流通ネットワークに流れる電力潮流はこれまで以上に変動するものと考えられ、系統混雑の発生や流通設備の利用率低下などが懸念される。一方、近年の情報通信技術やセンサ技術の発展に伴い、周囲の気象環境や変動する電力潮流に応じて動的に送電容量を変更する、いわゆるダイナミックレーティング(DR)の考え方がある。本専門講習会は、将来の電力ネットワークの混雑緩和に向けて、DR技術を適用する場合、まず前提条件となる周囲の気象パラメータのリアルタイムモニタリングや予測技術について解説したのち、熱的送電容量モデルの基礎と応用について説明する。さらに具体的なDR技術として、架空送電線や地中送電ケーブルにおける導体温度監視技術やその適用例を紹介し、最後に基幹系統変圧器に対して実用化されているDR技術について紹介する。

なお、本専門講習会ではオンライン開催における試行として書面によるQ&Aを実施する。

日時 2021年5月17日(月)9時~26日(水)23時 (動画のオンデマンド配信期間)
※書面Q&Aにおける質問は5月27日(木)17時まで受け付け
題目 開会挨拶

1.気象のリアルタイムモニタリングと予測技術
産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター 大竹 秀明

2.電力ネットワークにおける熱的送電容量モデルの基礎と応用
大阪大学大学院工学研究科 電気電子情報通信工学専攻 杉原 英治

3.架空線におけるダイナミックレーティング技術
住友電気工業株式会社 架空線事業部 酒井 治

4.地中線におけるダイナミックレーティング技術
住友電気工業株式会社 電力プロジェクト事業部 中西 正温

5.変圧器におけるダイナミックレーティング技術
東芝エネルギーシステムズ株式会社 電力系統システム技術部
系統保護技術グループ 黒瀬 雄太

※各講演30分程度.講演タイトルは変更になることがあります.

参加費
(消費税込み、テキスト代込み)
会員 4,400 円,准員 1,700 円,学生員 無料
会員外 7,700 円,学生 1,100円(電気学会,電子情報通信学会,映像情報メディア学会,照明学会,情報処理学会の会員の方は会員価格で参加頂けます)
※参加費は事前振込にてお支払いください。参加費お支払い後のキャンセル等による返金は行いませんのでご了承ください。
テキスト ダウンロード形式にて配布
定員 オンデマンド配信のため定員なし
申込方法 下記申込フォームからお申込み下さい。
E-mailまたはFaxによる申込の場合, 講習会題目, 開催日, 会員種別,氏名, 連絡先(会社あるいは学校名, 所属, 郵便番号, 所在地, 電話番号)を下記の申込先までご連絡ください。後日,請求書をお送りします。事前振込をお願いします。参加申し込みを頂いた方に動画配信開始日までに、本講習会の視聴方法等をメールでご連絡いたします。また,お知らせ頂いた個人情報は本講習会を運営する目的以外に使用することはありません。
申込フォーム 受付を終了しました
申込先 〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-1-25 中央電気倶楽部内
関西電気関連学会事務センター
TEL(06)6341-2529 FAX(06)6341-2534
E-mail denki4g@ares.eonet.ne.jp
申込期限 5月7日(金)
振込期限 5月12日(水)
注意点
・本講習会の動画は、Vimeo(ヴィメオ)を利用して配信します。
・動画の視聴を希望される方は、必ず参加をお申込みください。参加申し込みをされていない方に視聴させたり、複数人で視聴することは禁じます。

・動画および静止画の複製(ダウンロード、録音、録画、撮影等)や配信は固く禁止します。また、テキストや書面Q&Aのファイルを他者へ送信したり、共有することも禁止します。

主催 電気学会,電子情報通信学会,映像情報メディア学会 各関西支部