令和2年度・3年度 支部長コミットメント(末廣 純也)
2021/06/05
令和2年度・3年度 電気学会九州支部長 末 廣 純 也 (九州大学大学院システム情報科学研究院 教授)
電気学会九州支部は,九州各県ならびに沖縄県より約1,300名の会員の皆様にご参画頂いております。
支部会員数では、東京、関西、東海支部に次ぐ4番目となっており、このことからも活発な支部活動が
行われていることが伺われ、当支部会員の皆様の日頃のご尽力に改めて感謝申し上げます。
私が令和2年5月に九州支部長を拝命してから一年半余が経過しました。
時を同じくして、新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大により世相は一変しました。
幸いなことに、令和3年の年末を間近に控えた現時点では、日本国内の感染者数は激減しており、
2年近く続いたコロナ禍もそろそろ出口に近づいてきたとの想いを強くしております。
しかしながら、人類が直面している地球規模での問題は感染症だけではなく、地球温暖化とそれによる
異常気象と大規模自然災害の頻発も喫緊の課題として重要性を日毎に増しつつあります。
その中で、発電分野では化石燃料から再生可能エネルギーへのシフト、モビリティ分野ではガソリン車から
電気自動車へのシフトが今後一段と加速されることが予見されています。
これらはいずれも電気学会が深く関係する技術分野であり、当支部会員の皆様もこれら問題の解決に各々の
フィールドで様々な形でご貢献頂いていることとお察し致します。
ワクチン接種による感染症抑制とは異なり、地球環境の修復にこれら新技術の効果が認められるまでには
早くても数十年を要するかもしれません。
次世代の人類のために、電気学会としても長期的な視点から着実な活動を続けていく必要がございます。
当支部会員の皆様には今後益々のご支援・ご協力を頂けますようお願い申し上げます。
2021年11月