支部長からのメッセージ

 

電気学会東海支部の皆様へ

東海支部長 太田 啓雅 (中部電力パワーグリッド株式会社 取締役副社長執行役員 エンジニアリングセンター所長)


 この度、早川直樹支部長の後任を務めることになりました、中部電力パワーグリッドの太田啓雅です。前支部長に、引き続き
東海支部の発展に尽力してまいります。

東海支部では、電気工学分野の普及と発展を目指し、様々な活動を展開しています。連合大会、専門講習会、講演会、見学会に
加え、若手セミナーや研究フォーラムといった支部独自の行事も開催し、電気工学の魅力とその重要性を社会に発信しています。
今後も、会員サービスの維持・向上を念頭に置き、電気関連技術の発展を支え、その技術者をサポートしていく所存です。

 現在、電気技術は再生可能エネルギーの拡大、脱炭素社会への貢献、デジタルツインの実現などにおいて、欠かせない技術と
なっています。しかしながら、電気技術を学ぶ学生の数は減少傾向にあり、当学会の会員数も減少しています。これは他の電気
技術関連団体でも同様の傾向です。これに対処するため、過去から続けてきた産官学連携を一層強化し、電気工学技術者の活躍
の場を広げることが、豊かな社会の実現につながると考えています。

 専門技術の研究開発や社会実装をより迅速に実現するためには、役員や活動推進員、大学・高専・企業の皆様のご理解とご協
力が不可欠です。既会員には会員としてのメリットを実感していただけるよう、最新の技術情報を発信するとともに、次世代を
担う技術者や研究者の育成を積極的に支援し、一人でも多くの方に継続していただき、また新たに入会していただけるような活
動を進めてまいります。

 東海地区における電気工学分野の社会貢献とさらなる発展を目指し、皆様の温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。
 どうぞよろしくお願いいたします。